身体的に挑戦されている人(中学生の英語)

客で、「体がうまく動かないのでいろいろこぼすかも知れないからおしぼりをたくさんくれ」と言う人がいた。なるほど、それは難儀なことだろうし、それなのにこちらにも気を遣ってくれているんだなあと思い、喜んでおしぼりを五六本渡した。その人は自分の分を一本とると、残りは「みんな使い(みなさん、使ってください)」とか言って、同席している人に全部配った。
なんだか釈然としない気分になった。
その人は結局その後、退店するまでの四時間くらい、一度もおしぼりを求めなかった。
なんなんだ、一体。