ミと三はよく似ている

ほとんど一ヶ月ぶりの日記です。それは日記でしょうか。

先日、名古屋を通過したときの話なんですが、新幹線の車窓からショッキングなネオンサインを見つけました。「クラヤミ星堂」 雷に打たれたような心地です。
クラヤミなんて付けるなんてすごいセンスだな、と思うわけです。一見して、ぼくの頭の中を駆けめぐった想像は次の通り。
従業員は「ヤミー!」しか喋れないのではないか。上級従業員は「クラヤミー!」しか喋れないのではないか。「ヤミー!」と言いながら書類を提出する従業員。一読、「クラクラ!」と怒り出す課長。「クラヤミー!」突き返される書類。
やり直しです。
こんなんで意思疎通ができているとは思えませんが、ぼくの頭がおかしいのでしょうか。え、根本的におかしい。はははそんな馬鹿な。
しかしよくよく考えてみると、これはなかなかよい名前ではないでしょうか。クラヤミだけなら、もう「ヤミー!」の世界ですが、星。この一文字でぐっと名前全体が引き締まる感じがします。クラヤミに光る星。ごく普通のことなのに、なぜだかロマンティックな雰囲気が漂ってきます。「クラヤミの中に光る星の如く、業界を導くパイオニアでありたい」という創業者の思惑がありありと表現されているとは思われませんか。「ヤミー!」ではなく「パイオーニア!」。「パイマニア」と紙一重な発音が、またぐっとくるではありませんか。ぐっとくるけれども、「パイマニア」の意味はぼくにもよく分かりませんので、あまり長々と話すのは止めておいて、強弁するなら「巨」とつくよりも「貧」とつく方が好みだとだけ言っておきます。*1

ところでその後、「UF○は愛だ」みたいな看板を見かけました。大丈夫か名古屋。

*1:表題はネオンサインに限った話です