眠気

今日は眠くて眠くて仕方がなかった。
どれくらい眠かったかというと、眠くて眠くて仕方がなかったのである。例えば、歩いている最中に意識を失い、その状態で五メートルほど移動してしかも角を一回曲がり扉にぶつかって止まるというコントみたいなことをしそうになったのだが、実際は角を曲がったところで人の足を踏んでしまって覚醒し、怒られてしまったというのがあった。もしそれがなかったら、扉を突き抜けてなお目覚めぬまま歩き続け近づく全てのものをはねのけて進む人間台風となってしまっていたかも知れず、そうなればもはや清純なる乙女の口づけをもってしか止めることは能わぬであろうと考えると戦慄を禁じ得ず、これはまったく不幸中の幸いと言わざるを得ない。
そんなことはありえない、と否定するのは簡単だが、化学の歩みは日進月歩とか男子三日会わざれば刮目して見よとか言うことだし、短期間のうちに恐るべき人間的成長を遂げることもありうべからざることではないだろうか。
このように支離滅裂な文章を書いて思うことは、とりあえず、今日は早く寝ようということである。